4日目(2003年7月22日)

ホテルで朝食を摂り、9時30分頃出発。
台北火車站まで徒歩で移動。
今日も日差しが強い。
あと南海上にある台風の影響か、熱風が強く吹いている。

時刻表を見ると、15分待ちくらいで電車が来るようだ。
昨日はわざわざ窓口で切符を買ったが、今日は自動券売機で購入。
時刻表では「電車」と表示されていても、乗る電車のタイプによって、実際に券売機で購入する時は「普快」ボタンを押さないといけなかったりする。
台湾のバスのシステムも難しいけど、電車のシステムも難しい。
(でもMRTは簡単♪)

ホームでしばらく待っていると、定刻どおりに電車が到着。鶯歌の駅舎。最近改築したらしく綺麗。
本日の目的地は、陶器の街「鶯歌」だ。
電車に揺られること約40分、高い建物は少なくなり、煙突のついたトタンや瓦葺の屋根が多くなって、「陶器の街」の雰囲気が出てきたなーと思っているうちに鶯歌に着いた。
駅舎は最近立て替えたらしく、非常にきれいだ。
階段の壁面に陶器のレリーフがはめ込んであったり、色とりどりのタイルが使用されていたり、「陶器の街」をアピールしている。

駅を出て10分くらい歩き、「陶瓷博物館」に着いた。
鶯歌でもやはり風は強く、砂埃がもうもうとしていて、ハードコンタクト装着者の近代的な建物の陶瓷博物館。私は涙をボロボロとこぼしながら、サングラスをかけていた。
陶瓷博物館は2000年にできたばかりの陶器に関する博物館である。
建物はガラスをふんだんに取り入れた立派なもので、鶯歌の街並みとミスマッチな感じ。
ようやく涼めるー。と入場料1人100元を払って中にはいったが、南国の太陽光線が容赦なく差し込んでくるので、全然冷房が効いていない。
「博物館の中は寒い。」という台湾の常識を覆した建物だ。
展示物は、壷や皿などはもちろんのこと、台湾の陶器史や焼き方、彩色などの技術に関すること、最先端技術を施した陶器などなど。
写真撮影が禁止されていたので、デジカメに納めることができなかったが、便器を積み上げて作ったオブジェがあったり、肖像画のそばに「馬桶大王」と書いてあったので「なんじゃらほい」と思って英文を読むと、「King Of Toilet」と書いてあり、「便器に関して偉大な功績を残した人なんだなー、でもその肩書きはイヤ。」と思ったり。マンゴースムージー。二人で半分こ。
ほかに、新開発されたという茶器セットがあり、茶壷の底面から注ぐタイプで、蓋をを捻れば水が出ないが、反対方向に捻ると水が出るという仕組みで、構造的に少しの歪みも許されないという技術の高さを覗わせるものもあった。
「美術品としての鑑賞」を目的とするなら、ちょっと物足りないが、陶器そのものに興味があったり、技術的な面や歴史的背景などに興味がある人は見に行ってもいいかもしれない。
一通り展示品を見てから、地下のカフェテリアに行って、芒果冰沙(マンゴースムージー)を飲んだ。
道の両脇は陶器のお店ばかり。暑いので人はまばら。
博物館から出て、今度は観光老街で茶器の買い物。
とても暑い日だったので、人はまばら。
日陰を選んで歩きつつ、茶器を扱っているお店に入っては物色。
老街の奥のほうにある「田園陶坊」というこじゃれた感じのお店に入ってみると、茶壷の他にも茶巾や養壷セットなどなどがリーズナブルプライスで売っていたので、茶巾と養壷セットを購入した。田園陶坊。入りやすいお店です。
そしてついに!(?)お茶会用にと大き目の竹茶盤をここの店で買ってしまった。
お値段は1800NT$のところを1500NT$にまけてもらった。
茶盤は重かったけど、ずっと夫が持ってくれた。(感謝)
他の店で、200NT$と600NT$の茶壷を購入。
水切り具合や蓋の合わせ具合を見せてもらって、値段の割にはまずまずだったので購入することに。前日買った桃の對杯セットと鶯歌で買った茶盤と茶壷。
「2個で700NT$にならない?」とお店の人に聞くとウンウンとうなずいてくれた。

時間を見るともう3時。
そろそろ台北に戻ろうかねーということで、駅へ向かう。
電車の時刻表を見ると、3時45分まで電車は無かった。
「ぐへー」と思いつつ、待合のベンチに座って一休み。
電車の到着時刻まで5分ほどになったところで、ホームに下りると、駅の裏手の方に大きな倉庫のような建物があって、看板には「陶器市場」と書いていた。
またその隣には「プーアル博物館」という看板を掲げた建物が。
帰国して読んだ本で、鶯歌の人が雲南に里帰りしたときにプーアル茶をごっそり持って帰ったので、鶯歌には陳年プーアル茶が豊富だと書いていた。
鶯歌駅のそばにもお店があったが、そこは通り過ぎただけで、観光老街もざっと見ただけだったので、陶器市場やプーアル博物館も含めて行く余地があると考え、ここに「鶯歌リピーター化宣言」をしたい。
定刻より何分か送れたが電車で台北まで戻った。

台北火車站からMRTの中山駅まで地下街を通って移動。
真夏の台湾では地下街の存在はありがたい。
中山の駅のそばにあるIDEEの地下フードコートの「蕾多坊」というお店の芒果雪花冰が美味しいとたまさんのサイトで紹介されていたので、マンゴーカキ氷の本命として行きたかったのだ。
IDEEの地下フードコートは想像以上にお店が充実していた。
今から思えば、昨日のお昼ご飯もここで食べれば良かったかもしれない。
エスカレーターを降りてすぐそばに、フルーツデザートの店があり、カキ氷も売っていたので「ここかなー?」と思ったのだが、「メニューに雪花冰って書いてないからこの店じゃないよ。」と夫に言われて、本命の店を探す。
危うく別の店のカキ氷を食べるところだった。
フード-コートを歩きまわって、ようやく蕾多坊を発見。ようやくありついた芒果雪花冰。めちゃくちゃ美味いっ!
やっと芒果雪花冰にありつけることができた。
練乳を混ぜて作った氷をかいて作った雪花冰は舌ざわりがフワフワしていて、口解けが良い。
更に上に掛かった練乳と甘酸っぱいマンゴーの果肉とマンゴーソースが絡みあって、本当に美味しいっ!
特に暑い中を歩き回った後だったので、この甘さと冷たさが心地よかった。
1つのお皿を夫と2人で食べたので、もう1皿イケるかなーと思ったのだけれど、今日の夕食は昨日行き損ねた「京鼎楼」に行くことにしていたのでお腹は空かせたほうが良かった。
IDEEの前からタクシーに乗って、ホテルへ戻った。

ホテルに着いて、水着を持って屋上のプールへ。貸切状態のプール。気分的にエグゼクティブだ。
「宿泊者にはプールが利用できます」ということだったので、「1回は入りたいよね〜暑いし。」と言っていたのだ。
受け付けのカウンターでルームキーにもなっているカードを提示し、サインをして、中へ。
時間はもう5時半だったので、プールには誰も入っておらず、プールサイドで男性が一人新聞を読んでいるだけだった。
ほとんど貸切状態である。
5時半といえども、日はまだ高く、気温も高いので、プールで泳ぐのはとても気持ちが良かった。プール横のサンデッキからの風景。真ん中の金色のビルの奥にニョキッと突き出ているのが、建設中の世界一高くなるはずのビル。
プールサイドのデッキチェアも勝手に使って良いし、見晴らしは良くて、気分はもう「エグゼクティブ」である。
暑さで火照った体も、泳いで冷ますことができた。
それからシャワーと着替えをしにロッカールームに行くと、なんとそこには、ジャグジーバス、サウナ(ミストサウナと普通のサウナ2種類!)水風呂を備えた、スーパー銭湯さながらの施設があってびっくりした。
台湾人のオバサマたちがたくさん入っていた。
私もオバサマ達に混じってサウナとジャグジーで汗を流し、シャワーを浴びた。
のどが渇いたので、ガウンを羽織り、リラクゼーションルームに行って水を飲む。
ソファーが空いていたので、座って新聞を読んだ。
こんな施設が無料で利用できるって最初から分かっていたら、昨日も来てたよっ、もー。
(案内には「プールが利用できます」と書いてあっただけで、「ジャグジーもあるよ」とかは明記されていなかったのだ。)
くつろげたところで部屋に戻り、出かける支度をする。
これからりゃんさんとりゃんさんのご主人とで小龍包な夕食をとるのだ。

ホテルを出て、徒歩で林森北路を北上する。
りゃんさんたちとはお店で待ち合わせしているので、お店に向かう前にお買い物。
昨日も買ったが、鳳梨酥を大量買い。
今日のは「李製餅家」。
昨日買った李鵠餅店の兄弟がやっているお店らしい。
でも味や大きさは全然違う。
李製餅家は値段が若干安く、味も本家には負けるが、免税店や日本で買うパイナップルケーキよりも断然安くて美味しい。
特に職場でのバラ撒き土産に最適だ。
次に欣欣百貨の地下にある頂好(スーパー)へ行って、常温保存できるマンゴージュースやにんにく味のアーモンド、その他目ぼしい品々を購入。
待ち合わせの時間が近づいたので、小龍包の店へ行った。
ピータン豆腐。ぐちゃまぜにして食べる。
「京鼎楼」に着くと、りゃんさんたちはもう来られていた。
メニューを見て、何を食べるか検討。
まずここに来たら小龍包と小龍湯包ははずせない。
(前回は食べ方を間違えたし)
他に鶏のスープ、ピータン豆腐、エビ餃子、蟹の身が入った小龍包、空心菜の炒め物等をオーダー。鶏のスープ。やっぱり鶏料理は美味い。
しばらく待っていると、ほかほか湯気の立っているセイロが運ばれてきた。
小龍包のお出ましだ-!
まずレンゲに皮が破れないように気をつけながら小龍包をのせ、その上に醤油をたらした千切り生姜をのせて口の中へ。
アツアツのスープで口の中が火傷しそうだけど、おいしいっ!
昨日食べた小龍包よりも皮が薄くて、スープにコクがある。小龍包と空心菜炒め。ウマー!
うますぎーうますぎー!わざわざ永康街の某店まで行って、順番待ちするのはアホらしー。
他の料理も滅茶苦茶オイシイっ。
とりあえず頼んだものはペロリといったので、他にも何か・・・ということで、野菜の餃子と棗餡の小龍包を頼んだ。
これらも美味しかった。
アンコの小龍包は初体験だったが、アンコが意外とあっさりした甘味でお茶請けにナイスだと思った。小龍湯包。ワンタンスープのようだ。
「コレだけは押さえないと。」と思っていたメニューが制覇できて幸せ〜。
我々2人だけだったら絶対にこんなには品数を頼めないので、りゃんさんたちと一緒に来られて本当に良かった。
    
京鼎楼はあんまり長居することはできないので、はす向かいの「苦茶之家」に場所を移動。
名物の苦茶をオーダー・・・・する勇気はなく、フレッシュフルーツが入ったカキ氷を頼んだ。フルーツ入りのカキ氷。氷は荒削りで懐かしい味がする。
りゃんさんはサツマイモを甘く煮たのが入ったカキ氷、りゃんさんのご主人とうちの夫は木瓜牛[女乃]をオーダー。
この店は屋根はあるけど、オープンエアーなので台湾のむんむんした熱気の中で食べるカキ氷は美味しかった。
りゃんさんのサツマイモのカキ氷も味見させてもらったが、ホックリと煮た甘いサツマイモがなんだか懐かしい味がして、美味しかった。優しい味がするイモ。
しばらく談笑していたが、話の中で「台湾のライチは今の時期しかなくて、今年のは特においしい」「でも今回の旅行では売っているのを見かけなかった」「じゃあこれからスーパーに行ってみよう」という流れになり、スーパーに行くことにした。
すぐ近くの頂好はもう閉店してしまっていたので(でもりゃんさん曰く「あそこの野菜や果物はアカン。」ということらしい。)、別のスーパーに行くことにした。
でもそこもあと30分で閉店するところだった。
とりあえず店に入り、熟れ熟れのアップルマンゴーをゲット。
(このマンゴーはすごく甘くて、程よい酸味があって、香りもよく、めちゃくちゃ美味しかった。こんな美味いマンゴーが2個で日本円にして約120円で買えるなんて、うらやましい。)
外にも茶梅の類やお菓子類、外には八角粉と五香粉をゲット。
八角粉と五香粉があれば、台湾テイストな料理が家庭でも楽しめる。
しばらく店の中を物色していたかったが、店員さんに「さっさと買って帰ってくれ。」と言われたので(こんなところが台湾らしい。)、レジで会計をして店を出た。
残念ながら、ライチとはご対面できなかった。
時期が6月中旬から7月中旬くらいまでなので、もう収穫は終わっていたのかもしれない。

タクシーでホテルまで送ってもらい、りゃんさんたちとお別れ。
今回の旅で、お二人には非常にお世話になってしまった。
翌日の朝の便で帰国するので、夜のうちにパッキングをだいたい済ませて就寝した。


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